「五輪前に激しい神経戦」“はりひな”に惜敗した韓国メディアが反応 世界2位の母国ペアにとって「悔しさが残る一戦」
五輪シードを巡って激しい競争が展開されている。 現地時間6月8日(日本時間9日)、クロアチア・ザグレブで卓球WTTコンテンダーザグレブの混合ダブルス決勝が行なわれ、世界ランク3位の張本智和/早田ひなは、同2位のイム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国)と激突。ゲームカウント3-2(11-9、2-11、11-8、3-11、11-6)で勝利し、今季国際大会初優勝を飾った。 過去の対戦成績は2勝2敗だが、今年に入ってから同ペアに2連敗を喫していた張本/早田。この日は、逆転で第1ゲームを先取すると、第2ゲームをわずか2点しか取れずに落とし、一進一退の展開が続く。第3ゲームを日本ペア、第4ゲームを韓国ペアが奪い、勝負の行方は第5ゲームへ。最後は張本が決め切り、フルゲームの熱戦に終止符を打った。 パリ五輪でより有利なシードを得るためにも負けられなかったこの一戦。試合後、韓国紙『ソウル新聞』は、準優勝の母国ペアについて「約1か月後の五輪でメダル獲得を目指している」と前置きし、「問題はシードをめぐって最近、張本/早田と激しい争いを繰り広げている点だ」と日本ペアとの競争に熱い視線を注いでいる。 またこの状況を踏まえ、韓国の卓球専門メディア『The PingPong』は、「パリ五輪のシードをめぐる重要なポイントがかかっていた勝負に敗れ、悔しさが残る一戦となった」と結果を報道。「混合ダブルスは日韓ともにメダル有力の種目として注目されており、五輪が近づくにつれて激しい神経戦が繰り広げられているようだ」と反応を示していた。 できる限りポイントを稼ぎたい張本/早田だが、はたして今後の戦いでどのような結果を残せるか。現地時間6月11日からは、スロベニアで開催のWTTスターコンテンダーリュブリャナに出場予定だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]