【日本株】トランプ関税の株価急落リスクは小さいとみる 年度末には日経平均「4万円台」復活か【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
日経平均は今後レンジ相場を上抜け年度末40,500円の予想、長期上昇トレンドは依然継続
以上を踏まえると、(1)から(3)に、よほどネガティブなショックが発生しない限り、日経平均は個々の材料を冷静に消化しながら、やや時間をかけて徐々に水準を切り上げていく公算が大きいと考えています。弊社は日経平均の年末着地水準を39,600円、来年3月末の着地水準を40,500円と予想しており、年度末にかけて日経平均はレンジ相場を上抜けていくとみています。 なお、少し長い目でみれば、日経平均は10年超続いた長期上昇トレンドの上値抵抗線を大きく上抜けており(図表2)、足元のレンジ相場を過度に心配する必要はないと思われます。参考までに、この上値抵抗線が来年3月末に位置する水準は36,700円程度です。そのため、仮に日経平均が年度内に37,000円を割り込んでも、長期的な上昇トレンドは継続中と判断されます。 (2024年11月22日) ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【日本株】トランプ関税の株価急落リスクは小さいとみる 年度末には日経平均「4万円台」復活か【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】』)。 市川 雅浩 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフマーケットストラテジスト
市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
【関連記事】
- 【日本株】トランプ関税の株価急落リスクは小さいとみる 年度末には日経平均「4万円台」復活か【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
- ウォーレン・バフェットは「米国株売り、日本株の買い増し」を進めている?オマハの賢人に学ぶ「いやな相場」のしのぎ方【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフグローバルストラテジスト】
- 金融市場の注目ポイント、「次期トランプ政権」の閣僚人事【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
- 金融市場も“アメリカ・ファースト” これから始まる「トランプ相場」を生き残る投資戦略【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフグローバルストラテジスト】
- 「オルカン一択でOK」は本当?…NISAで人気の全世界株式「オルカン」への投資で必ず把握しておきたい、株価暴落時に「とるべき対処法」【CFPが助言】