私がオーディオブックより電子書籍を選ぶ理由
オーディオブックは、その便利さゆえに人気が上昇しています。 とはいえ、電子書籍を手にして、ソファやベッドに居心地よく座り、何時間もぶっ通しで読書をする心地よさとはまったく比較になりません。 それ以外の理由でも、私はいつもオーディオブックではなく電子書籍を選んでいます。
1.オーディオブックは集中力が続かない
オーディオブックを長時間聴くときには、なかなか集中力が続きません。 たいていは、聴いている途中でぼうっとしてしまい、気がつくと話の流れがわからなくなってしまうのです。 でも、電子書籍は基本的に、読むペースを自分で選べます。読んでいるうちに集中力が失われてしまったときでも、必要なだけ何度も戻って読み直すことができます。
2.本に書き込みをしたい
本を読んでいると、ちょっと立ち止まって、あれこれ考えたくなることがあります。 そういうとき、そこをハイライト表示して、そのときに抱いた気持ちを表す言葉をメモとして書き込みます。 ほとんどのオーディオブック・アプリには、気になった部分を保存できるアノテーション(注釈)機能がついていますし、気になる文章があれば、昔ながらの方法でノートに書き込むこともできます。 けれども、メモを書き込める電子書籍の手軽さには到底およびません。
3.オーディオ版がない書籍もある
この世には膨大な数の書籍が出回っていますから、あらゆる書籍のオーディオ版を用意するのは、現実的に考えて不可能です。 良い例は、漫画です。オーディオブックとして音声に置き換えることが単純にできません。 それに、たとえ漫画のオーディオブックがあったとしても、それで本当に漫画を読む体験ができるでしょうか。
4.読書しながら音楽を聴きたい
私の場合、散歩をしているとき、期末試験に向けて勉強しているとき、電子書籍を読んでいるとき、どんな場面でも変わらないことがひとつあります。 AirPodsをつねに装着して、何らかのBGMを流していることです。 オーディオブックの場合は、集中して耳を傾け、物語を理解しなくてはなりません。そこに音楽が加わると、たとえリラックスしたlo-fiビートであっても、細かい部分を聞き逃したり、あらすじがわからなくなったりしてしまうのです。 Original Article: Why I Prefer eBooks Over Audiobooks by MakeUseOf
遠藤康子(ガリレオ)