張本智和が全日本V後初実戦で完勝 祝福メッセージに笑顔「身近な人ほど6年間の苦しさを分かってくれた」
「卓球・Tリーグ、琉球3-2彩たま」(3日、和光市民文化センターサンアゼリア) 男子の琉球は、彩たまを3-2で下した。24年パリ五輪代表を確実にしている張本智和(智和企画)は、英田理志にストレート勝ちを収めると、1ゲーム先取のビクトリーマッチで宇田幸矢を11-9で下し、計2勝を挙げる活躍を見せた。 6年ぶりにシングルスを制した全日本選手権後、初の実戦。初優勝が14歳ということもあり、当時の方が世間の反響を感じたが、今回は身近な人からの祝福メッセージほど心に響いた。「(初優勝の)前ほどニュースにはならなかったかもしれないけど、身近な人ほど6年間の苦しさを分かってくれて、『本当に良かったね』と言ってくれた。言葉の重みを感じて、すごくうれしかった」と頰を緩めた。 同大会では妹の美和も大健闘して準V。24年パリ五輪代表の3枠目に名乗りをあげた。5日には五輪代表が正式に発表される。張本智は「出場する種目は絶対にメダルを取りたい。あと半年間はパリ五輪のことだけを考えて、全てがパリにつながると思って過ごしていきたい」と、夏を見据えた。