スポーツ観戦が大好きな小祝さくら。「パリ五輪はテレビ観戦します。ゴルフのほかでは五十嵐カノア選手、応援したいです」
女子ツアー黄金世代の実力派にして天然キャラクター・小祝さくら。そのゴルフ回路を覗く異色エッセイ。第44話、パリ五輪はテレビで観戦予定、熱い声援送ります。
小祝さくらは、キャッチボールをすることが好きだ。女子プロ仲間やキャディさんたちと、練習の合間によく行う。休みなく出続ける試合のいい息抜きにもなっている。しかし、あまり上手くはない。 「私、運動神経よくないんですよ」と自分で言っていたとおり、フライボールを取る姿を見ていると、何だかよろよろしている。でも、顔はにこにこしている。 野球のルールはよくわかっていない。「なぜ、ホームランを打ったときに4点のときと1点のときがあるんですか?」「キャッチャーは打つんですか?」と聞いたりする。それでもプロ野球観戦は大好きで、女子プロ仲間とよく見に行く。 そもそも小祝さくらはスポーツを見ることが好きだ。〝強い〟選手から学ぶことも多いのだという。7月26日から始まるパリオリンピックも時間がある限りテレビで観戦するつもりだ。 今年の初め、オリンピック出場について聞いたとき、「出られるならそりゃあ出たいんですけど、現実的に厳しいと思いますよね。枠も2つと少ないですし、日本を主戦場にしているとなかなか(オリンピック)ランキングが上がらないし……」と言っていた。
だから、今回のパリオリンピック日本女子代表に山下美夢有が選ばれたことについては、「同じ日本ツアーでプレーしているのでうれしいです」と語り、全米女子オープンで最終日一緒に回ってその強さを目の当たりにした笹生優花とともにしっかり応援するつもりだ。 オリンピックでは、何を楽しみにしている? 「実は決まっているんですよ。一番期待しているのはスノーボードのハーフパイプです。平野歩夢選手がいつも楽しみで、絶対に金メダルを取ってほしいと思って見ています」と熱く話して、こちらの反応に気付いたのか「あ、冬季ですね(笑)」と少し照れるさくら。