子どもの小学校の「PTA役員」になったけど、とにかく仕事が多すぎる! 冊子やWEBサイトの制作、記念品の準備は「外注」できる? 費用もあわせて確認
子どもが通う学校にPTAがあるという人は多いと思います。学校の活動をサポートするPTAですが、役員になった場合は、学校行事の準備や総会への参加、広報誌の作成などの活動に参加するために、場合によっては仕事を休むなどの調整をする必要もあり、負担に思っている人も少なくないでしょう。 また、PTAの仕事は代々受け継がれているものも多く、前時代的なやり方のまま止まっているという話も聞かれます。そんなPTAの仕事の負担を軽くするために、PTA活動の外注をすることが考えられますが、その場合、いくらぐらいかかるのでしょうか。本記事では、PTAと業務外注について解説します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
PTAとは
PTAとは「Parent-Teacher Association」の略で、幼稚園や学校に通う生徒の保護者と教職員による任意団体です。 1946年にGHQが当時の文部省社会教育局に日本でのPTAの結成を指導し、その年にPTAの前身となる「父母と先生の会委員会」が文部省内に設置されました。PTAは子どもの親と学校の先生が地域社会と協力し合いながら、子どもたちの学校生活を充実させることを目的として、現代まで活動が続いています。
PTAの仕事を負担に感じている人も多い
主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が2024年3月に実施した「学校のPTA」に関するアンケート調査によると、学校のPTAについてどう思うかという質問に対し、1位「強制はやめて欲しい(34.5%)」、2位「外部委託などするべき(26%)」、3位「活動内容が時代に合っていない(12%)」との回答結果になっています。 PTAに対する批判的な回答が多かった理由の一因として、家族の働き方の変化が考えられます。1980年代には専業主婦世帯数が共働き世帯数のほぼ倍であったのに対して、2010年代にはその数値が逆転しています(図表1)。 図表1
厚生労働省 専業主婦世帯と共働き世帯の推移 現代の夫婦は、夫・妻ともに仕事を持っており、仕事と家庭の両立でいっぱいいっぱいというケースも多いでしょう。また、シングルファーザー・マザー世帯も増えています。そんな中、PTA活動に参加する時間や労力の余裕はなく、PTA活動に対する不満となって表れていることが考えられます。