「お風呂が冷めたし、垢が浮かんでいたから」と言って、追い焚きせずにため直しを行う夫。追い焚きと比べどれだけの費用がかかっていますか?
追い焚きするのとため直すのはどちらが早い?
お風呂のお湯が水と同じ温度になった場合、ため直すのと水の状態から追い焚きするのとでは、どちらの方が早く適温になるでしょうか。 中部電力ミライズ株式会社による記事では、約40度に設定したお湯を180リットル使用した場合、蛇口からお湯を出す場合は795秒、水から追い焚きした場合は1660秒と865秒(14分)以上も差がありました。 完全にお湯が冷めた状態から、お風呂に入れる状態にするまで追い焚きをすると、30分近い時間がかかるおそれがあります。そのため、すぐにお風呂に入り直したい場合は、お湯をため直しした方がよいでしょう。
お風呂の垢を減らすポイント
お風呂に垢が浮いてしまうのは、皮脂や脂、古い角質が剥がれることが原因です。特に暑いお湯に入浴すると、汗や皮脂の分泌も多くなるため、垢の量も増えます。水が硬水であることも、垢が増える原因といわれています。 また、肌の乾燥も垢が増える原因のひとつです。お肌の水分を保つためにもしっかりと保湿し、洗いすぎないようにしましょう。 お風呂に浮かぶ垢があまりにも多い場合、別の原因がある可能性も考えられます。例えば、配管内部に入浴剤などのカスがたまっていて、それがお風呂の中に垢のように出てきているケースです。 体の洗い方に気をつけているのにもかかわらず、垢が多いと感じた場合には、別の原因を探ってみましょう。
追い焚きした方が経済的
最近は保温性に優れたお風呂も増えており、お湯が冷めにくいことから追い焚きした方が経済的にはよいでしょう。しかし、どうしても「垢」といった不衛生な面が気になり、ゆっくり入浴ができない人もいます。 1つずつ原因を探りながら、ため直しから追い焚きにできるような方法を検討してみてください。 出典 東京ガス ガス料金表 東京ガス 都市ガスの種類・熱量・圧力・成分 化学工学会SCE 家庭用給湯器 東京都水道局 節水について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部