落札予想は18億円超え!? 出品されること自体がレアな 特別なパガーニ「ゾンダ」がオークションに登場 どんなハイパーカー?
史上最高のスーパースポーツカーの1台
今回出品されたクルマは、委託されたオーナーの明確な希望により、760のフル仕様で製造されました。
ゾンダ「LMクーペ」とペアで製作された「LMロードスター」は、全体にラッカー塗装が施されたカーボンファイバーにグリーンのアクセントが施され、パガーニの特徴であるパネルからパネルまで一体化された仕上げが特徴です。 ボディ全体には、チンクエ用のシル/フロントスポイラー/フロントホイールアーチルーバー/リアディフューザーや、760仕様のフロントホイールアーチ アイリッド、ゾンダRスタイルのフロントダイブプレーンなど、チンクエ、トリコローレ、ゾンダRなどの美しい特徴が散りばめられています。 他にも、チンクエ用のロードスター エアインテーク/エンジンカバー、ゾンダRスタイルの19インチホイール、ウアイラ用のウイングミラー、トリコローレ用のリアクオーター インテーク/エキゾースト アウトレット、760仕様のリアフィン、ゾンダRスタイルのリアブレーキライト、ゾンダ・レボルーションにインスパイアされたリアウイングなどを採用しています。 現代のル・マン プロトタイプにインスパイアされたユニークなライトクラスターは、LMのために製作されたもので、カバー付きのヘッドライト アレンジとなっています。 インテリアは、アルカンターラ仕上げのステアリングホイール、スエードとレザーのバケットシート、4点式ハーネス、エクステリアのハイライトにマッチする美しいグリーンのステッチなど、コンペティションに由来する装備で飾られています。 委託オーナーに引き渡された後、この素晴らしいゾンダLMロードスターは、パガーニのミーティングやスーパーカー オーナーズサークルのツアーなど、ヨーロッパ中のイベントに顔を出しています。 カタログ掲載時のオドメーターは2万8505kmを表示しています。 現在、ゾンダのロードカーは140台しか存在しておらず、これはスーパースポーツカーとしても異例に少ないといえるでしょう。 2024年に誕生25周年を迎えるゾンダは、マクラーレン「F1」、メルセデス・ベンツ「CLK GTR」、ポルシェ「911 GT1」と同列に語られる、史上最高のスーパースポーツカーの1台とみなされています。 ゾンダが公開オークションに出品されるのは信じられないほど稀で、2019年のRMサザビーズのアブダビ グランプリ セールが最後でした。 このゾンダ760LMロードスターは、世界で最もハイスペックなゾンダの1台です。 このような素晴らしいクオリティの個体が再び市場に出回ることは、まずないと思われます。 この2014年型 パガーニ ゾンダ760LMロードスターの希望落札価格は、1200万USドル(1USドル=155円として、18億6000万円!)以上とされています。
VAGUE編集部