【高校サッカー奈良全力応援】全国の壁を打ち破り全国大会歴代最高順位へ!「奈良育英」を応援したい5つのこと
4.勝利を目指したプレースタイル『ハイプレス・ハイテンポ』
奈良育英のサッカーは「全員攻撃・全員守備」が基本。そこに今年はさらに戦術として「ハイプレス・ハイテンポ」を掲げています。とにかく「前から」を意識し、相手にプレッシャーをかけることでディフェンスのミスを誘い、ボールを奪ったら素早くショートカウンターに持ち込んで得点を狙います。 このプレースタイルを実戦で形にするために今年最も強化してきたのが「走力と守備の強化」。選手たちは精神的にも追い込まれるという毎週水曜日のラン中心のフィジカルメニューをひたむきにこなしてきました。 他府県の強豪校と練習試合も行うなど実戦的なトレーニングもこなし、当たり負けしない体とメンタルを作り上げました。ひたすら積み上げた経験値を自信にかえ、全国大会で勝利を目指します。
5.チームを牽引する三銃士
今年の奈良育英にはチームの中心に3人の選手がいます。 ◆1人目はキャプテンDF竹田秦選手(3年)。チーム1熱い男! 練習に締まりがない時や走り込みメニューで選手たちの気持ちが一番つらい時に誰よりも「声」を出しチームを鼓舞します。チームメイトからも「ディフェンスラインに秦がいるから大丈夫」だとプレーでも信頼の厚いキャプテンです。 ◆2人目は、副キャプテンであり、奈良育英伝統の10番を背負うMF有友瑠選手(3年)。 ストロングポイントである「キック精度の高さ」は奈良育英の強みでもあるセットプレーでも発揮されます。レフティである有友選手の左足から繰り出されるキックは奈良大会でも幾度となくチャンスを演出しました。今年は課題だった体力面も走り込みで強化、さらに頼もしく。全国大会でどのように花開くのか楽しみです。 ◆3人目は、相手を寄せ付けないスピードと突破力が武器!奈良大会6得点と圧倒的な決定力を持つFW藤川陽太選手(3年)。 梶村監督がこの1年、チームで一番の成長株。試合前は「お前が決めてこい」と送り出しますとコメントするほど期待が大きいエースストライカーです。今年のインターハイ予選決勝の敗戦を経て、勝ちへのこだわり、練習への取り組み方も変わった藤川選手。奈良大会では「エースとしてチームを勝たせる」という宣言通り、準決勝・決勝で得点を重ね、勝利に貢献。最優秀選手にも選ばれました。奈良大会で得た自信を糧に、全国大会でも「エースの自分がしっかり点を取る」と意気込みを新たにしています。 奈良育英の初戦は12月29日に行われる東北学院(宮城代表)との1回戦。奈良育英過去の歴史として刻まれている全国大会ベスト4。その歴史を塗り替えるべく新制・奈良育英が17回目の全国大会の舞台に挑みます。 (取材・文:高校サッカー選手権民放43社/奈良テレビ放送)