将来子どもには安定した職に就いてもらいたいです。学校の先生になるためにはどれくらいお金がかかりますか?
将来、子どもには安定した職業に就いてほしいと考える親にとって、学校の教員は魅力的な選択肢の一つとしてあるもしれません。特に、小学校教員は子どもと密接に関わりながら教育に携われるため、やりがいを感じられる職業です。しかし、小学校教員になるための道筋や、どのくらいの費用がかかるのか気になる人もいるでしょう。 本記事では、小学校教員になるための過程や費用を紹介し、小学校教員になることのメリット・デメリットについて解説します。 ▼「公務員は安定している」って本当? 定年退職の割合や退職金の平均額を教えて!
小学校教員になるためには?
小学校教員になるためには、大学や短期大学、専門学校で必要な単位を取得し、小学校教諭免許を取得する必要があります。また、原則として教育実習を経たのちに教員採用試験に合格しなければなりません。 試験は都道府県や政令指定都市の教育委員会が実施し、筆記試験や実技試験、面接が行われます。試験に合格したら候補者名簿に登録されて、各年度で必要な教員数に応じて採用されます。 また、教員として働くためには採用試験に合格するだけではなく、小学校教育や教科に対する専門知識が必要なうえに、生徒に対する理解や責任感などを持つことも大切です。 教員としてキャリアを積むためには、定期的に研修に参加して知識や指導技術を向上させる努力が欠かせません。さらに、昇進を目指すのであれば、教頭や校長になるための選考試験を受ける必要があります。 ■小学校教員を目指せる学校にかかる費用 小学校教員を目指せる教育学部等学校にかかる学費の参考として、株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する「スタディサプリ」によると、小学校教諭を目指せる学校の学費(初年度納入金)は、大学・短大で14万1000~179万3660円、専門学校が75~135万2000円です。 また、「スタディサプリ」の「#高校生なう」によると、大学の文学部・教育学部で初年度納入金の平均額は、入学金が22万9762円、授業料が79万4063円、施設設備費が14万2457円で合計115万6745円です。これによると、4年間にかかる学費は397万5842円となります。 ただし、国公立か私立かなど学校によって異なるため、希望する学校の入学金や授業料などは、事前にチェックしておきましょう。