センバツ中止 創成館選手、ショック 監督「かける言葉がない」 /長崎
新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、11日に中止が決まった今年のセンバツ。2年ぶり4回目の出場に向け練習を重ねてきた創成館の選手たちにもショックが広がった。【中山敦貴】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 「残念だけど、中止だ」。11日午後6時過ぎ、諫早市の野球部グラウンドで、稙田(わさだ)龍生監督が練習中の部員を集め、大会運営委員会の決定を伝えた。 稙田監督の「これが最後の甲子園じゃない。リフレッシュして前を向こう」という励ましを受けた選手たちだが、練習後は肩を寄せ合って涙を流した。 記者団の取材に、上原祐士主将(2年)は、「甲子園は新チームが始まってからずっと目標にしてきた場所。開催されると思って頑張ってきただけに悔しい」と涙ぐんだ。稙田監督は「かける言葉がない」と選手たちを気遣い、「甲子園に向けて取り組んできた練習は無駄じゃない。夏も必ずやってくれると信じている」と話した。 〔長崎版〕