販売が始まった富山県産のチューリップの球根＝砺波市チューリップ四季彩館

　富山県花卉（かき）球根農協（砺波市）が生産したチューリップ球根の販売が同市チューリップ四季彩館など市内2カ所で始まった。お盆の帰省客や行楽客に多種多彩な県産の球根をアピールする。 　富山生まれで大きな黄色の花を咲かせる「黄小町」、真っ赤な「とやまレッド」。白色一重咲きの「白雪姫」など人気品種を中心に約60種が並んだ。「レディージェーン」「タルダ」など原種は花が小さくスペースを取らないため、プランターなどでの栽培にも適している。 　1袋5球入りの単品をはじめ、10品種各10球入りの「春いっぱい」（6380円）や、6品種各10球の「春きらら」（4180円）、6品種各5球の「春さいた」（2860円）、富山発祥5品種各5球を集めた「とやまオリジナルデラックス」（4620円）も用意した。 　通常の植え込み時期は10月下旬からだが、販売委託を受けた市観光協会が帰省客らに購入してもらおうと、お盆時期から11月まで販売している。担当者は「県産のチューリップは品質がしっかりしているので、家庭できれいな花を楽しんでほしい」と話している。