『007』の相棒になってから60周年アストン・マーティンDB12ゴールドフィンガー・エディション
1964年公開の『007/ゴールドフィンガー』でDB5が初登場
アストン・マーティンが、4シーターのラグジュアリーGTである「DB12」に特別仕様車、「DB12ゴールドフィンガー・エディション」を設定し、販売を開始した。「DB5」がボンドカーに採用された1964年公開の『007/ゴールドフィンガー』から60年が経過したことを記念するモデルだ。 【写真14枚】アストン・マーティンがボンドカーとして初登場した『007/ゴールドフィンガー』から60年が経過したのを記念した特別仕様車、「DB12ゴールドフィンガー・エディション」の詳細画像をチェック ◆シルバーとゴールドのコンビネーション 680ps/800Nmの4.0リッターV8ツインターボを積むDB12をベースに、シルバーバーチの特別なボディ・カラーを採用。ダイヤモンド切削仕上げの21インチ・ホイールとブラックのブレーキ・キャリパーを装備する。サイド・ストレーキは専用のゴールドで、アストン・マーティンのロゴはシルバーにブラックエナメルを施した。 ◆縦キルトのレザー内装 インテリアは、DB5に用いられていた縦キルト・レザーで、ジェームズ・ボンドのスーツを思わせるプリンス・オブ・ウェールズ・チェックをパーフォレーション加工でボンドカーとの関連性を表現。ドア・インサートとヘッドライナー、トレッド・プレートにも同様の柄が刻まれる。 操作系は、走行モード・セレクターやインフォテインメントなど各種機能の調整を行うローラー・コントロール、スパイ道具の発信器に着想を得たギア・セレクターに18金メッキのアクセントを採用。カーボン製トリムには金糸が織り込まれている。運転席のサンバイザーには、映画のシーンに登場するトランプのカードにちなみ、「ハートの8」が刺繍されている。 ◆クルマ以外の特別記念品も多数 また、専用のボディ・カバーやキー・プレゼンテーション・ボックス、シルバーバーチで仕上げた模型、フルカ峠のシーンを収めた映画の35mmフィルムの一片などが付属する。さらに、シリアルナンバーが入った2007年物のボランジェ(シャンパン)のマグナムボトルとグラス4脚を収めたグローブ・トロッター製専用ケースも贈られる。 販売台数は、世界限定で60台だ。 文=関耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
関耕一郎