コロナワクチン接種証明書偽造の疑い ブラジル前大統領を告発
ブラジルの連邦警察は19日、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書を偽造した疑いでボルソナロ前大統領を検察に告発しました。 ロイター通信などによりますと警察は19日、ボルソナロ氏が大統領だった2021年11月から翌年12月までの間、新型コロナウイルスのワクチンを接種していないにもかかわらず、接種証明書を偽造した疑いでボルソナロ氏と側近ら16人を検察に告発したということです。 警察はボルソナロ氏が側近らに接種証明書を入手するよう指示したとみていて去年5月には家宅捜索でボルソナロ氏の携帯電話を押収していました。 偽造された接種証明書はボルソナロ氏の渡米時などに使用されたとみられ、今後、検察が起訴するか判断します。 ボルソナロ氏は去年1月に支持者ら数千人が国会議事堂などを襲撃した事件についても支持者らを扇動した疑いで捜査を受けています。