米医療保険大手CEO射殺、手書き声明文に犯行の動機か
【AFP=時事】米医療保険大手「ユナイテッドヘルスケア」のブライアン・トンプソン最高経営責任者(CEO)が今月4日にニューヨーク市の路上で射殺された事件で、警察は10日、容疑者の男が業界に対する不満を記した手書きの声明文を所持していたと述べた。犯行の動機を示している可能性がある。 【写真】9歳少女レイプ殺害した男に死刑執行 米ミズーリ州 米ペンシルベニア州で9日に逮捕されたルイジ・マンジオーネ容疑者(26)をめぐっては、名門ペンシルベニア大学に通い、裕福な家庭の出と伝えられている。 声明文での独白は、複雑で高額、時には機能不全な米国医療制度にマンジオーネ容疑者が憤慨していたという説を裏付けるような内容となっていた。 ニューヨーク市警のジョセフ・ケニー刑事部長は、出演したテレビ番組で「声明文を読む機会があった」とし、「手書きだった。容疑者が米国の医療制度に不満を持っていることを示唆する内容だった」と述べた。 ケニー氏によると、マンジオーネ容疑者は「米国の企業社会、特に医療業界に対する嫌悪感について書いていた」という。 訴状では「米国の企業社会に対する悪意」を示唆する資料を所持していたとされているが、それ以上の詳細は明らかにされていなかった。【翻訳編集】 AFPBB News