【時計史の傑作!】セイコーファンが「クレドール ロコモティブ」の復活に心躍る理由
クレドール誕生50周年を記念して、巨匠ジェラルド・ジェンタ氏のデザインが蘇る!
セイコーウオッチのクレドールの歴史を代表するモデルの一つである「クレドール ロコモティブ(Locomotive)」が、ブランド誕生50周年を記念して限定モデルで復活。 【画像】クレドールブランド誕生50周年記念モデル「ロコモティブ」を見る 時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏の手描きスケッチにオマージュを捧げ、1979年に発売されたオリジナルモデルからデザインが進化して、8月9日(金)より数量限定300本で発売されます。 セイコーファン、クレドールファンには見逃せないビッグニュースです!
クレドールと時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏の歴史
1974年に日本発の高級ドレスウオッチブランドとして誕生したクレドールには、国産腕時計として、品質と美しさの頂点を極めていくという強い思いがこめられています。 そのクレドールが、ブランドならではのオリジナリティを持った「唯一無二のデザイン」を追求し、開発したのが、時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏が手がけ、1979年に発売された「クレドール ロコモティブ」です。 「Locomotive(ロコモティブ)」という言葉には「機関車」と「牽引力となるもの」という2つの意味があり、モデル開発時にジェンタ氏が、「クレドールを牽引し、未来を担うモデルになってほしい」という願いを込めて名づけました。 実際に、「クレドール ロコモティブ」の誕生を契機として、ケースやバンドのデザインに一層の多様性が生まれ、現在まで継承されているクレドールのオリジナリティの確立に大いに影響を与えています。
「Locomotive」の復活で大切にしたのはジェンタ氏への敬意
クレドールの歴史を代表するモデルの一つである「クレドール ロコモティブ」の復活では、オリジナルモデルの開発時に、ジェンタ氏が描いていた1枚のスケッチから、彼の想いを汲み取り、当時実現できなかった、スケッチの詳細なデザインを再現。 さらに、ジェンタ氏の大胆なデザインコードはそのままに、現代の技術によって機能面のアップデートを加えています。 蒸気機関車からインスパイアされた、グレーがかった黒色のダイヤルには、機関車から吹き出す蒸気のような繊細なパターンを施していて、 このパターンは、デザイナーがオリジナルのスケッチを再解釈して作成したレンダリングに基づき、約1600本の線を、一本ずつ機械で彫刻。 見る角度や光の入り方によって様々な表情を見せるダイヤルは、このモデルの最大の特徴の一つです。 「ロコモティブ」のアイコンである六角形のケースやベゼルは、機関車がモチーフで、6本のねじは長期的な使用に適した機能ねじを採用。12時位置のインデックスは、スケッチのとおり1本から2本へと変更しています。