〔東京外為〕ドル、157円台前半=終盤、米金利上昇で強含む(26日午後5時)
26日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、終盤、時間外取引で米長期金利が上昇したことに支援され、1ドル=157円台前半に強含んでいる。午前中は実需筋の買いで買われた後は伸び悩んだが、終盤にやや買われた。午後5時現在、157円37~37銭と前日(午後5時、157円01~04銭)比36銭のドル高・円安。 前日の海外市場では、英国や米国など主要国の多くがクリスマスで休場。東京時間の早朝は、ポジション調整の売買が交錯する中、157円05~30銭程度でもみ合い。午前9時以降、実需筋の買いが優勢となり、仲値にかけては157円30銭台に浮上。その後も買われ、157円40銭台へと続伸した。正午前後も同水準を維持した。 午後は買いが一巡し、正午対比でやや伸び悩む展開だった。終盤に入ってからは、米長期金利が上昇したことで「全般的なドル買いが強まった」(大手邦銀)とされ、ドル円も持ち直す動きとなった。ドル円は買い直されたものの、「仲値以降の値動きはおおむねレンジ圏で、方向感には乏しい」(運用会社エコノミスト)という。 目先の注目は、あす公表される18、19日に開催された日銀決定会合の「主な意見」で、「内容次第では動意付く可能性がある」(先の大手邦銀)との声が聞かれる。 ユーロは終盤、対円、対ドルでもみ合い。午後5時現在は、1ユーロ=163円61~62銭(前日午後5時、163円42~42銭)、対ドルでは1.0397~0397ドル(同1.0399~0405ドル)。