「私が看護師で、収入が高いからいけないの?」41歳バツ2女性。夫が「ヒモ化」した過去を経て、マッチングアプリで探す男性像
職場で出会った「似た経験」をした彼に惹かれた
離婚は心の傷に。B美さんはしばらく仕事一筋の生活を送りました。もう一度、誰かを好きになってみようと思えたのは、離婚から7年ほど経った36歳。 きっかけは、勤務先のクリニックである患者さんから猛アプローチされたことでした。 「患者さんから言い寄られたり、『息子の結婚相手になって』と言われたりするのは看護師あるあるなので、最初は彼のアプローチも受け流していました」 しかし、心境が変わる出来事が起きます。きっかけは職場でケガをした彼が、リハビリのためにB美さんのクリニックへ通院するようになったこと。 リハビリ中、彼は「暇つぶし」と言ってよく自分の過去を話しました。その中で、元妻から金銭を搾取されて離婚したことを涙ぐみながら話す姿を見たとき、B美さんは心が動いたそう。 「多分、自分を重ね合わせたんでしょうね。お金で苦労したことがある似た者同士だなと。当時は自分以外の人が幸せそうに見えていた時期でもあったので、同じ種類の人間と出会えたことが嬉しくて。つい、『私も似た経験したことあるんです』と打ち明けてしまい、そこから仲が深まっていきました」 似た苦しみを経験した彼となら、上手くやっていけるかも。そう希望を抱いたB美さんは彼からの告白を受け入れ、交際。2年ほど慎重に見極めてから結婚しました。 ▶続きの【後編】では、再び金銭的負担に苦しめられたB美さんの新婚生活や無料のマッチンアプリに辿り着いた理由、今の恋愛観をお伝えます。 ※出展元:子ども家庭庁「ウェブアンケート調査結果(速報)」
ライター/古川諭香