「私が看護師で、収入が高いからいけないの?」41歳バツ2女性。夫が「ヒモ化」した過去を経て、マッチングアプリで探す男性像
給与明細を勝手に見られ、「幸せな結婚生活」が激変
ところが、幸せの終わりは突然訪れます。結婚3年目、帰宅したB美さんはダイニングテーブルに自身の給与明細が置かれていることを不思議に思いました。 すると、先に帰宅していた夫が自室から出てきて、「気になって、給与明細を見ちゃった」と告白。さらに「B美、俺より給料高かったんだ……。知らずにひとりで頑張って生活費を出して自分が馬鹿みたい。これからは生活費は全部、折半な」と冷たい目で言われました。 「彼は大卒で大手外資系IT企業勤務。自分が高給取りだというプライドがあったんだと思います。そういう彼の性格を知っていたので、傷つけたくなくて、あえて給与を話していませんでしたが、まさかこんなバレ方をするとは…」 この一件を機に、夫婦仲は激変。彼は3ヶ月ほど経つと、折半の約束をした生活費を払わなくなりました。「生活費を払ってほしい」と伝えても、彼から返ってくるのは冷たい言葉。 「B美はお金があったのに、これまで払うのをサボってきたじゃん。俺に催促できる立場なの?」と言われると、彼のやさしさに甘えていたことへの罪悪感から、催促できなくなりました。
双方の両親の力を借りて離婚
そんな生活が1年ほど続いたころ、彼は「妻より低賃金で働くなんてバカらしい」と仕事を辞め、ヒモに。 さすがに限界を感じ、B美さんは離婚を申し出ましたが、彼は承諾してくれず。そこで、B美さんは双方の両親に一連の出来事を報告し、「離婚したい」と相談しました。 「彼の両親は昔から私のことを気に入ってくれていたので、『そんなことになってたんだ……本当にごめんね』と謝ってくれ、味方になってくれました。 双方の両親は彼が休みの日に我が家へ来て、離婚しろと説得してくれるようになりました。彼の両親は『みっともない生き方は早くやめなさい。そんな子に育てた覚えはない』と毎回、厳しい言葉も言ってくれました」 1年ほどそうした日々が続いたのち、ようやく彼は渋々、離婚に承諾。B美さんは金銭的負担を感じる日々から逃れることができました。