【避難所生活のリアル】着替えてたら盗撮されてた…!災害時に女性が知っておくべきこと
女性が集まる場所は「見通しよく」「明るく保つ」
避難所では、洗濯後に干していた下着が盗難に遭うこともあるそうです。干す場所が男女別々の場合もあれば、そうでないこともあり、これはなかなか難しい問題だといいます。 神元さん 女性専用の干し場があると、逆に“女性用の下着がある”“女性だけが集まる場所”と認識されます。このような場合、たとえば通路などに死角のない見通しのよい場所にするとか、電灯を設置して夜間でも明るく保つことが対策になります 暗がりが多い場所は、夜間だと人が忍んでいても、分からない場合も。女性が頻繁に出入りする場所が暗い場合、「明かりの設置」を呼びかけることも大切です。 ◆お話を伺ったのは…… 特定非営利活動法人(認定NPO法人) 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事業担当(被災者支援) 神元 幸津江 さん 東日本大震災直後から都内のボランティア・市民活動センターに勤務し、2019年より現職。災害が発生した際に、現地のニーズを調査したうえで、NPOや企業、行政、災害ボランティアセンターなどと連携し、必要な物資の調達やインフラの整備等、支援の調整を担う。取材時は令和6年能登半島地震の支援のために石川県に滞在。 https://jvoad.jp/ ----------- Text: Namiko Uno Illustration: Aoi Kiyomiya Composition: Arisa Uchida
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