イカキング、地震後も健在 「これからも奥能登を元気に」
石川県能登町の観光施設「イカの駅つくモール」に設置されているスルメイカの巨大モニュメント「イカキング」は、能登半島地震で津波に襲われたが無事だった。観光施設は浸水の影響で営業休止中だが、町の担当者は「再開したらまた見に来てほしい」と呼びかけている。 イカキングは全長約13メートル、高さ約4メートルで、町が約2700万円の制作費を投じて2021年に設けた。費用の大部分を新型コロナウイルス対策の地方創生臨時交付金から捻出したことで批判を浴びたが、観光客の間で人気となり、今や町のシンボルだ。 地震が起きた元日、モールは休みだったために人的被害はなかったものの、津波で施設内のレストランやイカ漁の展示施設が浸水。周囲の地面はひび割れ、港に停泊中の漁船が乗り上げた。町などはゴールデンウイークまでに施設の営業を再開させたいとしている。 イカキングは公式X(旧ツイッター)で「いつもの場所に居ます。これからも奥能登を元気にするぞ」と宣言している。