日焼けサロン「SOLE」、「MLB café SAITAMA」など運営のサンライズジャパンが民事再生
(株)サンライズジャパン (TDB企業コード:984716010、資本金4750万円、東京都渋谷区南平台町12-11、代表兵頭真治氏)は、5月31日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。 申請代理人は荻野聡之弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-1、電話03-6864-3046)など8名。監督委員には上沼紫野弁護士(LM虎ノ門南法律事務所、東京都港区虎ノ門1-15-12、電話03-3502-6294)が選任されている。 当社は、1992年(平成4年)12月に海外のタンニングマシンメーカーと日本国内及び韓国、台湾における独占販売契約を締結し、同機器の販売を目的に設立された。首都圏中心に日焼けサロン「SOLE」の直営店、FC店を展開し、2002年10月期には年売上高約54億3800万円を計上していた。 その後、日焼けサロンの店舗が減少するなか、事業の多角化の一環として米国のメジャーリーグをテーマとしたレストランも運営。直近では「MLB café SAITAMA」「MLB café FUKUOKA」の2店舗を運営していた。 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、店舗の休業などを余儀なくされ業況が悪化。2020年10月期の年売上高は約18億3900万円となり、営業損益段階から赤字に転落していた。緊急融資制度の活用やリスケジュールなど金融機関からの支援を受けつつ立て直しを図ったものの、日焼けサロン「SOLE」の直営店の閉店や「MLB café TOKYO」の閉店などの影響もあり、2023年10月期の年売上高は約10億円にまで減少。ここにきて自力での再建は困難と判断し、法的手続きにより再建を目指すこととなった。 負債は債権者約134名に対し約33億3490万円。 なお、(株)エバーオンワード(TDB企業コード:666014941、東京都渋谷区、代表亀田信吾氏)との間で、スポンサー支援に係る基本合意を締結しており、同社からDIPファイナンスを受け、民事再生手続きを進める予定。 また、関係会社のドーモ(株)(TDB企業コード:986300198、資本金3000万円、同所、同代表)は、5月31日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人は上沼紫野弁護士(LM虎ノ門南法律事務所、東京都港区虎ノ門1-15-12、電話03-3502-6294)。 当社は2002年(平成14年)5月に設立された。「Angepatio(アンジェパティオ)」、「Avenir Garden(アヴェニール ガーデン)」の名称で、チャペルを併設したウエディングサービスを提供していたほか、ウエディングドレスや引出物の販売も行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが大幅に減少。金融機関からの追加融資等でしのいでいたが、自力での再建は困難と判断し、ブライダル事業をそれぞれ別会社に譲渡していた。 負債は債権者約145名に対し、約2億9058万円。 なお、ブライダル事業は別会社のもと、従前通り営業継続中。