iPhoneを売る前にやっておきたい4つのこと+α!「初期化」だけでは不十分…ほかに必要な対応とは?
昨今の円安によってiPhoneの価格は大幅に高騰しています。2024年に発売された「iPhone 16」シリーズも、全モデルが10万円を超えている状況です。携帯各社によるスマートフォンの大幅値引きも政府が厳しく規制するようになってきており、日本でiPhoneの新機種を安く買うのは非常に困難になっていると言わざるを得ません。 【グラフ】iPhone 7~iPhone 16の発売時価格を比べてみると… 一方でiPhoneは中古市場での価格が下がりにくく、高値で売れやすい品でもあります。また手持ちのiPhoneを下取りに出せば、新しいiPhoneの購入価格を大幅に抑えられるプログラムなども用意されています。 したがって、手持ちのiPhoneを売却する(あるいは下取りに出す)のは新しいiPhoneを安く買う上で有効な手段といえるでしょう。
◆初期化だけではない! iPhoneを売る前にやっておくべきこと
iPhoneを売却する前には初期化する必要がありますが、それだけでは消すことのできない情報もあります。情報が残っていると次の人が利用できなかったり、利用制限を受けてしまったりするため、買い取り価格が大幅に引き下げられてしまう場合があります。 そのような事態を防ぐため、iPhoneを売却する前にやっておいたほうがよいことをまとめて確認しておきましょう。
◆1. 新しいiPhoneを購入して情報を移す
まずiPhoneを売却する前に新しいiPhoneを購入し、そちらに情報を移して使用可能な状態にしておくことをおすすめします。クラウド上にバックアップを取っておき、先に売却してしまうことも可能ではありますが、手持ちのiPhoneがなくなってしまえば連絡も取れず、何かと不便です。 アップルや携帯電話各社などの下取りプログラムでは、新しいiPhoneを購入してから古いiPhoneを下取りに出すまでに一定の猶予が設けられています。この間にクイックスタートを使うなどして、新しいiPhoneに情報を移しておくとよいでしょう。
◆2. iCloudからサインアウトする
一連の手順の中で最も重要、かつ見落としやすいのが「iCloudからのサインアウト」です。サインアウトしないと、端末を初期化しても「iPhoneを探す」が機能したままになってしまいます。次の利用者がiCloudにサインインできず大きな制約を受けてしまうため、初期化する前に必ずiCloudからサインアウトしておきましょう。 iPhoneの「設定」アプリを開き、最上部にあるユーザー名をタップします。 次の画面に遷移したら画面下部の「サインアウト」をタップし、Apple ID(※)のパスワードを入力します。ここで「パスワードを忘れてしまった」となる人も多いので、パスワードの管理には日ごろから十分注意しておきましょう。 これでiCloudからのサインアウトは完了です。 ※iOS 18以降、「Apple ID」は「Apple Account」に名称を変更しています。パスワードはこれまでと同じです