iPhoneを売る前にやっておきたい4つのこと+α!「初期化」だけでは不十分…ほかに必要な対応とは?
▼eSIMを使っている場合
「iPhone XS」「iPhone XR」など2018年以降のiPhoneには、通常のSIMカードスロットに加えて「eSIM」が内蔵されています。それゆえ携帯電話回線をeSIMに登録している、あるいはSIMカードとは別の回線をeSIMに登録し、2つの回線を使っているという人も多いのではないでしょうか。 このような場合もやはり、一連の手続きの前にeSIMの回線を新しいiPhoneに移しておくことをおすすめします。 iPhoneを販売している携帯4社のサービスの契約者であれば、新しいiPhoneにeSIMを簡単に移行できる「クイック転送」が利用できるのですが、MVNO(IIJmio、mineo、イオンモバイルなど)のサービスを利用している人は「プロファイル」と呼ばれるデータの再発行が必要です。 プロファイルの再発行手続きや、再発行されたプロファイルの登録の際にトラブルが生じやすくなっているため、eSIMの回線の移行は事前に終えておきましょう。 なお新しいiPhoneのeSIMに回線を移行した後、古いiPhone側に残っているeSIMのプロファイルは削除してしまって構いません。初期化の際にもeSIMのプロファイルを削除するかどうかを確認するメッセージが現れるので、そこで削除するかたちでも問題ないでしょう。
佐野 正弘( 携帯電話・スマートフォンガイド)