日銀の追加利上げは「1月」を予想 12月金融政策決定会合の注目点を整理する【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
次回1月会合までには利上げの判断材料がより多くそろうため、弊社は1月の追加利上げを予想
次回の金融政策決定会合は2025年1月23日、24日に開催されますが、それまでに、日本では春闘に向けた経営側からの発言や、11月と12月分の消費者物価指数(CPI、順に2024年12月20日、2025年1月24日に発表)などを確認できます。また、米国でも12月分の雇用統計とCPI(順に2025年1月10日、15日に発表)や、トランプ氏の大統領就任式(2025年1月20日)直後の政策実施状況などを確認できます。 さらに、次回1月会合では展望レポートも公表され、利上げを判断できる材料は今会合よりも多くそろうことになるため、弊社は1月の追加利上げを予想しています。なお、今会合では、1998年以降の25年間に実施された非伝統的な金融緩和策を総括する「多角的レビュー」が公表される予定です。政策の効果や副作用について、定量的な分析が示される見通しで、こちらも注目したい材料です。 (2024年12月16日) ※当レポートの閲覧にあたっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『日銀の追加利上げは「1月」を予想 12月金融政策決定会合の注目点を整理する【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】』)。 市川 雅浩 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフマーケットストラテジスト
市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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