ランチャー弾発射、日本一の対戦型ロボット出現で歓声。西淀川ものづくりまつり/大阪
子どもたちに作る喜びを伝える「西淀川ものづくりまつり」がこのほど、大阪市西淀川区の区民ホールで開かれ、小学生らが多彩なジャンルのものづくり体験に挑戦した。目玉イベントは、テレビ番組で優勝した対戦型ロボットのデモンストレーション。見た目のかっこよさと豪快なアクションに、子どもたちがとりこになっていた。
日本一ロボットはメイドイン西淀川
「12連ランチャー、発射!」バチバチバチバチ、ウォーッ。司会者の号令とともに、ロボットからランチャー弾が発射されると、最前列に陣取った子どもたちから歓声があがった。 このロボットは「HJM-47」(はじめ47号機)。西淀川区のロボット開発会社「はじめ研究所と、同区内の中小企業などで構成された異業種交流グループ「NKK」(西淀川経営改善研究会)が共同開発した。身長2m、体重280kg。がっちりしたファイタータイプだ。昨年12月、日本テレビ系列で放送された「ロボット日本一決定戦! リアルロボットバトル」に参戦し、見事優勝を飾った。 この日は、身長2.15mの僚友「HJM-33」(はじめ33号機)と並んで登場。肩から提げていたチャンピオンベルトを外すと、さっそく日本一の実力を披露した。
必殺トルネードパンチがサクレツ
会場内を車輪で移動。シャドーボクシングでパンチの威力を見せ付ける。強烈なストレートで相手を追い込んだら、最後は必殺トルネードパンチだ。 体を回転させ腕をしならせると、破壊力満点のパンチがサクレツ。空手家の演武のように、助手が構えた板をパンチで割ってみせた。 次は装備しているランチャー弾の発射。デモンストレーション用に攻撃力を弱めたランチャー弾を連続発射し、会場のかっさいを浴びた。 子どもたちから「(製作期間は)どれぐらいかかりましたか」「どうして(ロボットを)作ろうと思ったのですか」などの質問が出て、ロボットに対する関心の高さがうかがえた。記念撮影に移ると、大勢の子どもたちがロボットを取り囲んでいた。