ランチャー弾発射、日本一の対戦型ロボット出現で歓声。西淀川ものづくりまつり/大阪
子どもたちが夢を実現する主役
会場では子どもたちがさまざまなジャンルのものづくり体験に挑戦。金属板をハンマーで叩いて作り出すオリジナルボックス、竹をノコギリなどで細工する廃油竹ランプをはじめ、オルゴール、廃材アート、キーホルダーなどの製作に、粘り強く取り組んだ。 もう少し幼い子どもたちのお目当ては、コマ対戦。ものづくりの技術が詰まった金属製コマで、コマをぶつけ合う対戦に夢中だった。いずれも、ものづくり系の企業や学校の関係者が、子どもたちをサポートしていた。 はじめ研究所とNKKの合同チームは現在、身長4mの巨大ヒューマノイドロボットの開発に挑んでいる。二足歩行で人間が搭乗可能なガンダムタイプだ。プロジェクトを率いるはじめ研究所取締役坂本元さんの最終目標は、身長18mのガンダムサイズのロボット開発。コックピットに搭乗して、のっしのっしと御堂筋を歩きたいという。 坂本さんは「私も出場しているロボカップでは、2050年、人型ロボットでサッカーW杯の優勝チームに勝つことを目標にしています」と話す。そのうえで「これからロボット開発を推し進め、夢を実現するのは、きょう出会った子どもたち世代に他なりません」と、小さな後輩たちにエールを送っていた。 (文責 岡村雅之/関西ライター名鑑)