ポール獲得でランキング首位浮上のYARTヤマハ「レースに向けても仕上がっている」/鈴鹿8耐 予選トップ3会見
7月20日、三重県の鈴鹿サーキットで『2024 FIM世界耐久選手権(EWC)”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』が開催された。トップ10トライアルにてポールポジションを獲得したYART - YAMAHAのニッコロ・カネパ、マービン・フリッツ、カレル・ハニカが予選を振り返るとともに、明日の決勝に向けて意気込みを語った。 【写真】ニッコロ・カネパ(YART - YAMAHA)/2024鈴鹿8耐 ■ニッコロ・カネパ 「まずは、この場を借りて素晴らしいラップタイムを刻んだマービン(・フリッツ)に感謝したいと思っているよ。明日のレースは本当に僕が一番楽しみにしているから、明日は期待できると思っているんだ。バイクも大好きだし、タイヤも凄く合っているから、このレーシングトラックにおいても完璧だと思う。暑さは少し苦手だけど、明日はそのなかでもベストを尽くすよ」 ■マービン・フリッツ 「今日を振り返ると、本当に素晴らしい1日になった。昨日からマシンは本当に仕上がっていて、予選のマシンもそうだった。トップ10トライアルは昨年に初めて体験したけれど、かなり緊張はしていたんだ。けれど1度やっていることもあって、ある程度落ち着いてタイムアタックが出来た」 「まずはセクター1をできるだけ速く走ることを目指していたから、34.4秒はまずまずだと思う。セクター2、3はどちらかというと自信があるから、続けてうまく行って本当に嬉しく思っているよ。そして、僕だけでなく素晴らしいチームに恵まれているし、レースに向けても仕上がっているから明日は走るのが楽しみだよ」 「チームメイトも言ったように、これで5ポイントを獲得したことになるから、チャンピオンシップにとっては非常に重要なことだと思う。明日が待ち遠しいね。僕たちはそのためにやってきているから、ベストを尽くしたい。早くレースがしたいよ」 ■カレル・ハニカ 「自分の100パーセントのパフォーマンスをしようとトライしたんだ。ヤマハが完璧なバイクを与えてくれたおかげで、自分たちのバイクで2分04秒台を出せるのはわかっていた。セクター1は完璧だったけれど、同じペースで行かないと2分04秒台を出せないことはわかっていたからプッシュしたんだ。けれど、セクター2の7コーナーでスピードを出しすぎて、残念ながらフロントタイヤのコントロールを失ってクラッシュしてしまった。残念だし、とても申し訳ないよ」 「ただ、マービンが素晴らしいラップタイムを出してくれた。そのおかげで自分たちがポールポジション、そして5ポイントを獲得できて、ランキングトップになっているからとても嬉しいよ。明日はとても長いレースにはなると思うけれど、最終的にはチャンスを掴んでトップを目指して、また明日は表彰台にぜひ上がりたいと考えているんだ」 [オートスポーツweb 2024年07月20日]