米NYからパリへの密航者、帰国便で「騒ぎ」起こし降ろされる
(CNN) 米ニューヨーク発、仏パリ行きのデルタ航空機に潜り込んで密航した女性が30日、送還される予定だった便の離陸前に「騒ぎ」を起こして降ろされ、引き続き空港で待機している。捜査当局者2人がCNNに語った。 新たな帰国便のスケジュールは未定とされる。 パリの空港当局者によれば、女性は55歳から60歳で、ロシアのパスポートを持っている。 26日にニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で保安検査を通り抜け、チケットなしでデルタ便に搭乗した。飛行中はトイレにこもっていたとみられる。 欧州に入る条件を満たしていなかったため、パリのシャルル・ドゴール空港に設けられた送還対象者用ゾーンに足止めされていた。 事情に詳しい米連邦当局者がCNNに語ったところによると、女性は米国への送還後に運輸保安庁(TSA)から制裁金を科され、ニューヨーク当局に拘束される可能性がある。TSAが独自に調査を進めているという。