uka代表・渡邉季穂さんを成長させ、癒してくれる人やアイテム|STORY
もう一つ伺いたいのは、ご主人との関係についてです。現在、ご主人と一緒に仕事をされていますが、不都合なことなどなかったのでしょうか?
仕事を一緒にするようになったのは、約10年前。ブランド名を「Excel」から「uka」に変更する頃でした。 夫は、広告代理店で働いていたこともあり、ビジネス思考。売上げを伸ばし利益を追求するために、どうすべきかを常に考える人でした。一方、私や父は職人肌。目の前のお客様に満足いただくために、どうすべきかを常に考えていました。お互いの考えを理解できず、衝突することも多かったです。 また一緒に仕事をするようになり、私に心安らぐプライベートの場がなくなったことも辛かったですね。一緒に仕事をする前は、泣き言を言っても理解してもらえました。一緒に仕事をするようになると、泣き言を言うと「お前がいけない」とダメだしされてしまい、心の拠り所がなくなりました。 ようやくお互いに歩み寄れたのは、10年経った今ですね。夫は職人肌の私たちを理解するよう努めてくれ、私たちも夫の売上や利益にこだわる重要性を理解するようになりました。だから、これから先の未来、夫との協働は私にとっても楽しみですね。
両親と夫と。夫と仕事を始めたときは、価値観の違いでぶつかりました。そんな私たちの間に入ってくれたのが父でした。私抜きで、夫と父とで話し合うことで、歩み寄ることができました。
――最後に、自身を奮い立たせるアイテムを教えてください。
一つ目は、「シータヒーリング」です。1995年にヴァイアナ・スタイバルが創始した瞑想手法です。 彼女の教えは、人生で起こることの全ては、自身の良し悪しの思い込みであり、この思い込みをコントロールすることによって、不都合だった事象も良い事象に置き換えることができるということです。 あるとき私は、スタッフの自己肯定感の低さに気づきました。この自己肯定感の低さはどこから来るのだろうかと考えました。そこでわかったのは、他人からどう思われるか不安だということでした。シータヒーリングを学び、他人からどう思われるかよりも、自分がどうしたいのかを考えることで、解決できると気づかされました。