宇佐市院内・安心院でワゴン車の移動型無料スマホ教室 情報格差解消へ実証実験
大分県宇佐市は今月から、院内、安心院地域の市民を対象にした移動型無料スマホ教室の実証実験を始めた。ワゴン車の車内でスマートフォンの使用法などを学べるユニークな試み。本年度末まで続け、利用状況や参加者の意向などを聞き取って継続するか検討する。 市はこれまで月2回程度、本庁舎内でスマホ教室を開いてきたが、中山間地に住む市民の参加は少なかった。地域間の情報格差(デジタルディバイド)解消を目的に、連携協定を結ぶソフトバンク(東京都)に協力を依頼。移動型教室を開催することになった。 スマサポ号と名付けられたワゴン車の後部に3人分の座席があり、講師がオンラインで地図アプリやカメラの使い方などを指導。初心者向けの内容で、車内にいるサポートスタッフのアドバイスも受けられる。1回当たり45分間。スマホを持っていない場合は貸し出しもする。 12、1月は院内、2、3月は安心院地域の公民館駐車場で、各地域8回ずつ。日程や場所は市のウェブサイトや広報紙などで紹介する。 企画した市総合政策課は「これまで利用しにくかったという人などに気軽に参加してほしい」と呼びかけている。 受講予約は開催前日まで(先着順)。申し込み、問い合わせは同課(0978-27-8115)。