【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】激坂スプリント勝負はログリッチが勝利、マイヨ・ロホも獲得/第4ステージ
舞台をポルトガルからスペイン・エストレマドゥーラ州に移し、プラセンシアからピコ・ビリュエルカスまで170.5kmの今大会初山岳ステージ、4つのカテゴリー山岳が立ちはだかる。オフィシャルスタートが切られるとジョシュア・ターリング(イネオス・グレナディアーズ)、ロレンツォ・ジェルマーニ(グルパマ・FDJ)、マウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)の3選手が飛び出しルーカ・ヴェルガリート(アルペシン・ドゥクーニンク)、シモーネ・ペティッリ(アンテルマルシェ・ワンティ)が追いつき、さらに6人の追走グループが合流したあとでメイン集団に飲み込まれた。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第4ステージ|Cycle*2024 最初の2級山岳はシルヴァン・モニケ(ロット・デスティニー)が先頭通過、フィリッポ・ザナ(ジェイコ・アルウラー)、ブリュノ・アルミライユ(デカトロン・AG2Rラモンディアル)、パブロ・カストリーリョ(エキポケルンファルマ)、ミケル・ビスカラ(エウスカルテル・エウスカディ)とあわせて5人での先頭グループが形成された、次の1級山岳でもモニケが先頭通過で山岳賞ポイントで暫定首位へ。
メイン集団はレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが最大タイム差3分30秒で追いかける、ボーナスタイムのある3級山岳ではアルミライユが先頭通過。残り距離39.2km、集団とのタイム差2分13秒でアルミライユがアタック、カストリーリョだけがついていき区間優勝を目指して先を急ぐ。中間スプリントポイントはカストリーリョ、アルミライユ、カーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)、ワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)の順で通過。 最終峠1級ピコ・ビリュエルカスへは1分20秒差だったが、残り距離5kmのセメントの細道に入った途端に吸収、上りではUAEチームエミレーツの隊列が集団先頭で牽引し、パヴェル・シヴァコフが先頭へ。残り距離3.8kmでフェリックス・ガル(デカトロン・AG2Rラモンディアル)が単身抜け出し独走へ。追走はプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、レナルト・ファンイートヴェルト(ロット・デスティニー)、エンリク・マス(モビスター)。ひどく長い急坂を上り続け残り距離2.7kmでガルに追いついた。 後続のジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)、マシュー・リッチテッロ(イスラエル・プレミアテック)、遅れたガルが残り距離1.4kmで追いつき、さらにミケル・ランダ(ティーレックス・クイックステップ)も合流し7人で上りスプリントを争う形になった。ロングアタックを仕掛けたのはランダ、ファンイートヴェルトが追い、最後の最後でログリッチが追い抜き区間優勝、マイヨ・ロホも手に入れた。 「この暑さの中で最後まで走りきれてよかった、チームの働きには本当に感謝している」ログリッチ、ステージ勝利後インタビュー
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