禁断の後出し!? J1順位予想17位。まだまだ脆い? 勝てない時期を乗り越えてもギリギリ
2024シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。毎年熾烈な戦いが展開される残留争いを制するチームはどこなのか。今回は“どこよりも遅い”順位予想を行う。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)※情報は8月26日時点
17位:湘南ベルマーレ 監督:山口智 順位:17位 成績:勝ち点29/得失点-5 前半戦はインサイドハーフ(IH)を外側に流したり、[4-4-2]にしてみたり、試行錯誤しながら、速さを選択し続けた。なかなか勝てずに苦しい時期を過ごしたが、それを乗り越えたからこそ今の湘南ベルマーレがある。山口智監督と選手が作り上げ、積み上げたものはJ1の他のチームの脅威となっている。 速さを選択する場所とタイミングが明確になり、さらに丁寧に前進しながらセンターバック(CB)も攻撃に参加するボール保持も搭載した。だからこそ最後まで強度を落とさずに試合を進めていくことができ、勝利へとつながっている。 また土台のところでもウイングバック(WB)がCBのパスコースを作成するために角度を作ったり、WBが開いてサイドプレーヤーに影響を与えながらCBが持ち出すスペースを作ったり、押し込むための前進もしっかりとこなしている。何よりもCBに髙橋直也と鈴木淳之介が入ったことにより、持ち出しもかなりスムーズになり、彼らをネガティブ・トランジションに組み込むことができている。 だが27節の柏レイソル戦や28節の名古屋グランパス戦のように、3バックを放置されたところから当てはめられると苦しむ一面も浮上している。ここからさらに勝利を積み上げて行くためには、柏戦のような3バックをはめられたときの対応を詰めていきたいところだ。
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