【NBA】クリスタプス・ポルジンギスの復帰が近付く、ジェイレン・ブラウン「彼の気持ちは僕らとともにある」
「彼の姿勢はチームにプロ意識と団結をもたらす」
クリスタプス・ポルジンギスはケガに悩まされるキャリアを送っており、セルティックスに加入した昨シーズンはNBA初優勝を勝ち取ったものの、レギュラーシーズンでは57試合、プレーオフでは7試合の出場に留まった。プレーオフではヒートとのファーストラウンドでケガをし、マーベリックスとのNBAファイナルで復帰したが出場したのは第1戦、第2戦、第5戦で、プレータイムも制限されていた。そしてシーズン終了後には、左足首の靭帯と腱を修復する手術を受けることになった。 ポルジンギスがほとんどプレーできなくてもセルティックスは優勝したし、今シーズンも彼が不在のまま10勝3敗の好スタートを切った。それでも彼の復帰が近いという兆候をチームの誰もが歓迎している。 ヘッドコーチのジョー・マズーラはポルジンギスの状態について「計画通り、順調に回復している」と語った。現地11月13日のネッツ戦にはチームに帯同し、試合前のコートではトレーニングする姿が見られた。ドリュー・ホリデーは「彼のサイズとリムプロテクト能力があれば、ゲームはすごく楽になる。復帰が待ち遠しい」と語り、ジェイレン・ブラウンは「彼がベンチに入ると『声』で僕らを助けてくれる。プレーしていなくても彼の気持ちが僕らとともにあるのは素晴らしいことだ」と語った。 セルティックスはポルジンギス不在でも強さを発揮しているが、長身と長い腕、多彩なスキルを備えた彼が復帰すれば、チームは攻守に渡ってより盤石となる。誰でも打てる3ポイントシュートとジェイソン・テイタムとブラウンによる1対1は強力だが、ポルジンギスのポストアップがあれば攻めのバリエーションが増える。ブロックショットとリバウンドで守備にも貢献できる。 『ESPN』によれば、回復は順調だがセルティックスも本人も焦ってはおらず、段階的にコンディションを高めて12月の復帰を目指しているとのことで、復帰はまだしばらく先になる。それでもポルジンギスが長いリハビリ期間でもプロフェッショナル精神を失うことなく練習に打ち込み、ベンチに入ってチームをサポートする姿は、仲間たちの士気を高める。 「KP(ポルジンギス)の姿勢はチームにプロ意識と団結をもたらしている」とマズーラは言う。「毎日単調な仕事を続けるのは難しいことだが、彼がそうしてくれることに感謝しているよ」