ローザンヌで小林さん5位 利田さん9位、バレエ最終選考
【ローザンヌ共同】第52回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考が3日、スイス西部ローザンヌで開かれ、東京都の小林愛里さん(18)が5位、利田太一さん(15)が9位に入賞した。優勝はブラジルのジョアン・ペドロ・ドスサントスシルバさん(15)。 小林さんは受賞後「心からうれしい。目標だったローザンヌの舞台で踊れ、順位ももらえた」と喜びを語った。「ここは通過点。夢は(パリの)オペラ座で、星のように輝けるダンサーを目指したい」と力を込めた。利田さんは「力を出し切れたので100%の出来だったと思う」と満足げに話した。 最終選考には11カ国の計20人が進出し、クラシック(古典)とコンテンポラリー(現代)のダンス2種類を披露した。日本からはスイス北部チューリヒのバレエ学校に留学中の堀貴文さん(18)=横浜市出身=を含む3人が臨んだ。入賞者には、世界各地の名門バレエ学校やバレエ団で1年間研修する資格と生活費が授与される。
コンクールは1973年に始まり、プロを目指す15~18歳のダンサーが対象。