見ているだけでも楽しい!表参道のサウナグッズセレクトショップ「samomo」に行ってきた
サウナは身も心も裸になれる場所ではあるが、より快適に楽しくサウナに入るために、自分のお気に入りグッズをそろえる人も多い。サウナ室内で被るサウナハットや、サウナ室で座るときにおしりの下に敷くサウナマット、タオルにスパバッグなどなど、サウナだけでなく銭湯や温泉などでも活躍するアイテムはいろいろ。そんなサウナグッズを集めたセレクトショップが2024年8月に東京・表参道にオープン。さっそく行ってみた。 サウナ行こ! ~こころもととのう、サウナ女子ノススメ~ ■これまでなかった常設のサウナグッズのセレクトショップ 今回訪れたのは表参道にオープンした日本初のサウナグッズ専門店「samomo(サモモ)」。青山通り沿いにあり、表参道駅からも徒歩3分と好アクセスのビルの地下にある。エレベーターもあるので地方からサ旅(サウナ旅)で東京に来た人もスーツケースを持ったまま訪れることができる。店名の「samomo」はたくさんのサウナブランドのグッズが買えることを、たくさんの実を付ける桃の木にたとえ、「サウナ」と「桃の木」を掛け合わせて名付けたそうだ。約30坪の店内には約30ブランドのサウナグッズが所狭しと並んでいる。 サウナグッズはオンラインで販売されたり、サウナのある施設の売店などで販売されたりすることが多い。オンラインは種類豊富で、同時にいくつものブランドのアイテムを見ることができるが、実際に手に取ることができないので質感やサイズ感などがわからず悩むことも。ここでは実際に被ってみる(試着)こともできるので、より気に入ったものを選べる。 ■豊富なサウナハットは試着OK!お気に入りが見つかるはず 数あるアイテムの中でも一番品ぞろえが豊富なのがサウナハット。色、デザイン、素材など目移りしてしまうほどのラインナップ。すでに持っている人でもこれだけそろっていると、新しく欲しくなってしまう。 素材で見ると、ウールやフェルト、タオル地、メッシュ地、綿、リネン、ナイロンなどがあり、それぞれ生地の特徴によって選ぶことができる。例えば、ウールは断熱性が高いが、コンパクトに収まらず洗濯もしづらい。タオル地や綿は吸水性が高く洗濯機で洗濯できる手軽さがある。ナイロンやポリエステルは吸水性が低いものの、シワになりにくく洗ってもすぐ乾くので便利。素材の特徴もサウナハットを選ぶときに気にしておきたい。 とはいえ、個人的にはデザインや好きな色など“見た目”で選んでいいと思っている。自分が気に入ったサウナハットであれば、持っていても、被っていても、洗濯していても、楽しい気持ちになるからだ。お気に入りのサウナハットを持ってサウナに行くのは、やっぱり楽しいし、うれしい。 店内に展示しているサウナハットはどれでも試着OK。温浴施設の売店やPOP UPイベントなどではなかなか実際に被ってみることができないが、ここならゆっくり試着して比べることができる。なので、例えばポニーテールのようなサウナハットを被りにくい髪型はやめて、いろいろなサウナハットをトライしやすい髪型で行くことをおすすめしたい。 実際に触ったり、被ったりしてみると、自分の頭にフィットするか、目元が隠れるぐらい深く被れるか、持ち歩くとき折りたためるのかなど、チェックポイントはさまざま。サウナハットとして見るとかわいいけれど、自分が被るとイメージが違うという寂しい現実もあったりするが、買ってから思ったのと違うとなることもない。 ■Tシャツやポンチョ、サコッシュまでそろう! サウナグッズはサウナハットだけではない。例えばサウナに適したタオル。MOKUタオルと呼ばれるタオルは“手ぬぐい以上タオル未満”という絶妙な使い勝手のよさで、一番人気のMサイズならわずか50グラムという軽さとコンパクトさから多くのサウナ好きに愛用されている。サウナ室に入る前、水風呂を出たあとなど、サウナの最中は何度となくタオルを絞るわけだが、MOKUタオルは握力が強くなくても絞りやすいというのも利点。各サウナブランドや施設のロゴやデザインが施されたMOKUタオルも販売されている。 サウナグッズや着替えなどを入れるバッグやサコッシュなどもある。最小限のサウナ準備をこうしたバッグに入れて、仕事場に置いておいたり、車に積んでおいたりして、行きたいと思ったらすぐにサウナや銭湯に行けるようにしておくという人も。スパバッグは浴室の中にシャンプーやクレンジングなどの私物を持ち込むときにあると便利。サウナに限らず、ジムや温泉などでも活躍するアイテムも多いので、いろいろチェックしてみよう。 また、サウナ好きの人の中ではTシャツも人気。普段から着る人もいるし、サウナに行くときに着て行ったり、サウナ上がりの着替えとして持って行ったりと、何枚あってもいい。サウナブランドのTシャツを着ているとサウナ好きの人に声をかけられて、サウナ話で盛り上がるなんてこともある。 通常のサウナ施設ではあまり出番がない印象だが、サウナポンチョもある。アウトドアサウナや男性サウナ施設のレディースデーでの外気浴などで着るものだが、デザインや素材もいろいろあるので、バスローブ代わりに着てもいいし、これからの季節、銭湯帰りに羽織るのにもよさそう。 サウナハットやドリンクなどにマーカー代わりに付けるキーホルダーも、あると便利なグッズ。サウナでの水分補給は同じものを飲んでいることが多いので、自分のペットボトルにマーカーを付けておくと間違えない。サウナハットもひと目で自分のものとわかる目印があると取り違えもなく安心。 とにかくサウナにあったらいいなと思うアイテムが一堂に会する専門店。おしゃれでかわいいデザインも多く、見ているだけでも楽しい。サウナグッズではあるが普段使いできるものや、スーパー銭湯や温泉などでも使えるので、ぜひチェックしてみよう。 取材・文=岡部礼子 ※中学生以下はサウナエリアへの入場不可 ※屋外イベントのため天候により開催時間の変更や中止の場合あり。公式サイトで要確認。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。