志賀原発の外部電源、完全復旧に半年以上か 北陸電力
北陸電力は、石川県にある志賀原発で能登半島地震後に途絶えている外部電源の1系統について、完全復旧まで半年以上かかる見通しを明らかにしました。 志賀原発には外部から電気を受ける系統が3つありますが、北陸電力は、そのうちの一つ、「志賀中能登線」は修理に必要な部品の在庫がないことから完全復旧するまで半年以上かかる見通しを明らかにしました。ただ、必要な電源は残りの2系統で確保していることから、安全上問題はないということです。 一方で、電気の受電は可能なものの、地震の影響で電線が一部断線するなどの被害があった「赤住線」について、北陸電力は、天候が良ければ明日にも補修を行うとしています。 「赤住線」からの電気は1号機の使用済み燃料プールの冷却などに使用されていますが、補修の間は、被害が無かった「志賀原子力線」に切り替えるほか、余震に備えて非常用のディーゼル発電機や大容量の電源車などを確保するとしています。 順調に進めば、補修は半日程度で完了するということです。