16股かける”ダメ男”も…沼にハマる人を救うには? 2.8万人の恋愛相談を受けたプロが究極アドバイス
浮気癖のある男に、彼女を“都合のいい女”にする男などなど、世に存在する“ダメ男”たち。周囲から「別れたほうがいい」と言われ、自分も頭では分かっていても、認められず別れられない…。そんな沼にハマってしまっている人は意外と多いものです。なぜ、沼から抜け出せないのか。その理由や新しい恋愛に気持ちを切り替える方法、悩んでいる人が周囲にいる場合はどんな声かけをしてあげたらいいのかを、男性心理を読み解き、これまで2万8千件強の復縁・恋愛相談にのってきた岡田ひろふみ氏に聞きました。 【画像】復縁プランナーが指摘、彼と別れた後の接し方…言葉遣いのNGポイントは?
■「ナンバー1は自分」ダメ男たちの共通点、「思い通りに落とすことに喜びを感じている」
━━周囲に指摘され、自分でも頭では「ダメ男」だとわかっていても、縁を切ることに苦労してしまうのはなぜでしょう。 岡田:僕は毎日、そういう相談を受ける中で、ダメ男って本当に女性の心理をよく知っているなといつも思うんです。出会った頃は実にマメに、豊かな愛情表現をしてきて、さらに「浮気された」とか「お金で大変な思いをした」など、過去の苦しかった自分のマイナス面となるような経験も語り、「こんなこと誰にも今まで言ったことない」とか「普段は虚勢を張って生きているけど、君の前では素直になれる」など特別扱いしてくれる。そりゃあ好きになってしまいますよね。こうなると、その後、連絡が減ったり、態度が変わっても、女性は一途に愛してくれていた姿がインプットされているので、抜け出せなくなってしまう。本当は、最初に見せてくれた王子様みたいな態度が嘘で、今の態度が真の姿なのにもかかわらずです。初めてデートするとき、オシャレして、キレイにメイクして出かけるのと同じで、最初の頃のダメ男はバッチリメイクしている状態だったんです。 ━━ダメ男は、何を考えてそんなことをしているのでしょう? 岡田:複数の女性と同時に付き合っているダメ男は多いですが、何股であれ、ダメ男全員に共通するのは、ナンバー1は自分ということです。自己愛が強くて、自分の思い通りに落とすことに喜びを感じているんです。だから落ちたと思ったら、以降は努力しない。相手からしたら、「彼からの連絡が少なくなった」「愛情表現が少なくなった」「会いたいと言ってくれなくなった」と不安になりますよね。で、「なんで変わっちゃったの?」「変えちゃった私が悪いの?」と、その差に苦しんで、恋愛本やネットでの情報を参考に、「すぐに連絡をしないようにする」とか「他の男性の影を匂わす」など、駆け引きをしてみたりする。 これらは“男は好きだったら追いかけたい生きもの”という固定概念のもと、男性心理を分析して、アドバイスしているわけですが、ダメ男たちもプロフェッショナルになると、そういう情報をもとに行動していることは百も承知なので、そんなことには動じないし、むしろ「じゃあ別れようか」と言い出したりする。そうすると、前みたいな関係を取り戻したい人は「ごめんなさい」と言って関係性を戻してしまう。ダメ男の思うツボです。 ━━“都合のいい女”になってしまうわけですね。 岡田:僕の相談者には5年10年15年、沼から抜け出せない方がたくさんいます。中にはもうどうしようもなくて、遠方へ引っ越した方もいました。また、ダメ男には、16股かけていた男性がいました。見た目もいいし、数千万円の年収のある方で、すごいのは16人全員を各々家に入れていて、全員が一切、浮気されていると思っていなかったことでした。そのように、手に入れた女性を離さないダメ男も多いです。優柔不断なわけではなく、自分の想定通りに女性を落として、別れることなく、平行線で引っ張れる自分のスキルに酔っているのだと思います。そういう男性が結婚する場合、誰が選ばれているかというと、どの年代でも、どんな性格でも共通しているのが、自分に対して文句や疑いを言わず、自由にさせてくれる女性です。