食器洗いたわしに着火剤! アウトドアで大活躍する「麻ひも」の意外な活用法とは
快適で便利な道具が続々と登場するアウトドア業界。ついついあれもこれもと便利なアウトドアグッズを買い集めてしまいますよね。そんなあなたにおすすめしたいのが、意外と活用の幅が広い「麻ひも」です。今回は安価な上に多くの使い道がある、「麻ひも」の活用方法を見ていきましょう。 【写真】着火剤以外にもある麻ひもの活用術を見る(全6枚)
「麻ひもたわし」は除菌しやすく乾きやすい!
100均やスーパーなどさまざまなお店で手に入る「麻ひも」は、天然素材で作られている地球にも優しいエコ素材。通気性や耐久性にも優れているため、食器や調理器具を洗う際の「麻ひもたわし」として使うことができます。 麻ひもを編み込めば長持ちする「麻ひもたわし」を作れますが、アウトドアなどではその場で麻ひもをクシャクシャと丸めるだけでOK。程よい固さで洗剤なしでも汚れが落ちやすいので、洗剤使用がためらわれる場面でも安心して使用可能です。沸騰したお湯で煮沸消毒できる上に通気性も良く、すぐに乾くのでいつでも清潔な状態で使用できるのも助かりますね。
本来の使い道である「ひも」としても大活躍
麻ひもは本来の「ひも」としての役割でももちろん有能。テントやタープを固定する際に必要な張り綱として使用したり、濡れた服や食器を干したい時には洗濯ひもや食器吊り下げ用のひもとしても使えます。わざわざ専用の洗濯ひもを用意する必要がないのは、ものが増えがちなキャンパーにとって大きなメリットになるでしょう。
既製品の着火剤より使いやすい!?
さらにキャンプシーンで嬉しいのが、麻ひもをほぐすことで着火剤代わりに使えるということ。実は麻ひもには油分が含まれているため、着火しやすく燃えやすいという特性があります。 ネット上では「麻ひもボール」と呼ばれるお手製の着火剤を大量に作っている人もいるほどで、キャンプ通の間では定番の着火剤になっているよう。作り方も簡単で、編まれている麻ひもを手やナイフでほぐしてコロコロと丸めるだけ。キャンプ中の遊びとして子どもと一緒に作るのもおすすめですよ。 「麻ひもたわし」や「着火剤」をはじめ、たくさんの場面で活用できる麻ひも。さまざまな使い道を紹介してきましたが、天然素材100%の麻ひもは最後には土に埋めて自然に返すことも可能です。環境負担が少ない道具にこだわって、地球に優しいアウトドアを楽しむのも良いかもしれませんね。
野中陽平