セブン買収へ「友好的アプローチ続ける」 カナダのコンビニ大手
カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールのアレックス・ミラー最高経営責任者(CEO)は26日の決算説明会で、セブン&アイ・ホールディングスの買収計画について「両社の全ての株主、従業員、関係者にとって最も魅力的な結果を生み出すため、粘り強く友好的なアプローチを続けていく」と述べ、買収交渉を続ける考えを示した。 ミラー氏は「ともに成長し、世界中の顧客に提供する商品とサービスを向上させる絶好の機会と考えている」と買収の意義を強調。「資金調達し、取引を完了させることに引き続き自信を持っている」と述べ、買収に必要な巨額の資金確保にも万全の体制を整えていると説明した。 クシュタールは、セブン&アイに対し約7兆円での買収を提案。セブン&アイ側は買収回避のため、創業家が自社買収(MBO)による非上場化を検討している。【ワシントン大久保渉】