新型「M5ツーリング」は超デカい! BMW本社近辺のアパート駐車場にはまず入りません…超高級車でも路上駐車が多い理由とは【みどり独乙通信】
ミュンヘン市内のアパートの駐車場は激狭!
ミュンヘン市内には古いアパートが密集しており、建築当時の古いクルマの規格で作られている地下ガレージが多く、出入口も駐車スペースもめちゃくちゃ狭いのです。私の借りている駐車場は入口の間口も狭いうえ、やや螺旋になった通路を急な角度で降ります。もちろん、入口に入ったときからずっとセンサーは鳴りっぱなしで、いまだに毎回緊張します。確実に言えることは、ウチの地下ガレージには新M5は入らないということ。買えない負け惜しみもありますが。 最近出来た新しいアパートの地下駐車場は最新のクルマ用に大きく区分けされていたり、EVの充電設備が整っている所もありますが、すべてではありません。新築で激狭駐車場も多々ありますので、超高級車にお乗りの皆さんも駐車場に入らず路上駐車をされていらっしゃる方が多いのです。 日本には車庫証明が必要ですが、ドイツでは不要です。ミュンヘン市の中心部の場合でいうと、大半がコインパーキングになっていますが、住民は居住地近辺で特別に駐車ができる証明書を市役所で取得すれば、自宅近辺に路上駐車が可能です。1年ごとにお金を払って更新をします。私は自宅近隣に別途駐車場を借りていますので、その証明書は取得していませんが、もしも自宅近辺でパーキングチケットを購入せずに路上駐車した場合には罰則の対象となります。 ミュンヘンの都市部の地下駐車場の多くが狭い機械式の駐車場となり、高さ制限は1.5mですので、必然的にSUVやバンは入れることができません。私が借りているガレージは、近隣の相場に比べると数千円ほどお安いのですが、数台の空きはなかなか決まらないようです。おそらく、出入口が狭いのと、入口へ入るとすぐに急な螺旋の下り坂があるのでそこもネックになるように思います。 幸いにも私はまだ擦ってはいませんが、壁には色んな色の擦り傷が……。ここに決めるまでにもいくつかのガレージを試してみましたが、まだここが「マシ」だったのです。 私は以前に後輪駆動車に乗っていた際には、ガレージから地上に上がる勾配が激しすぎて上れず、トラクションコントロールをオフにしなければならない所も。毎日のようにもう少し「マシ」でお安めなガレージを探しているのですが、ご近所の皆さんも同様に探しているので、なかなか難しいところです。
池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
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