組合費 90万円流用、小城市職員を懲戒処分 停職3カ月 生活費や借金返済を目的に
小城市は28日、30代の男性主事が市職員労働組合の組合費約90万円を私的に流用したとして、停職3カ月の懲戒処分を行ったと発表した。 市によると、男性職員は組合青年部で会計処理を担当していた昨年12月から今年7月までの間、青年部名義の預金通帳から20回払い出し、生活費や借金の返済を目的に計90万940円を流用した。9月に男性職員から組合に申し出があり発覚した。すでに全額が弁済されており、市では刑事告発はしない。 市は再発防止に向け、全職員に綱紀粛正と服務規律の確保の通知を行った。江里口秀次市長は「市政および市職員全体の信用を傷つける行為」とした上で「再発防止と市民の皆さまの信頼を回復できるよう、職員一丸となって業務に全力で取り組んでまいります」などとするコメントを出した。(古川浩司)
古川浩司