今月開始の「省エネ部位ラベル」のポイントは? 高性能の「窓」で光熱費削減も
■住宅リフォームの後押しに
省エネの性能表示の取り組みは、光熱費の節約だけでなく、温室効果ガスの排出削減を後押しする。家庭やオフィスなどから排出される二酸化炭素やエネルギー消費の量は、ともに国全体の約3割を占めている。
環境省も令和4年度から「先進的窓リノベ事業」として、断熱性能の高い窓へのリフォーム費用の2分の1相当(上限200万円)の補助を継続中だ。
リクルートの「SUUMOリサーチセンター」の池本洋一センター長は、「中古住宅は国内で住宅の大半を占める。住宅の省エネ化が欧州より遅れている日本では大きな意義がある」と、住宅の省エネ改修が進む一因になる可能性を示唆した。(竹中文)