東京マーケット・サマリー(19日)
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値 <外為市場> ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後5時現在 156.45/156.50 1.0395/1.0396 162.65/162.66 NY午後5時 154.80/154.83 1.0352/1.0353 160.26/160.29 午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時と比べて大幅にドル高/円安の156円半ばで推移している。日銀の利上げ見送りで円売り安心感が広がってドルが急伸した。植田日銀総裁の会見終了直前、一時156.78円までさらに上昇し、7月23日以来、約5カ月ぶりの高値を更新した。会見で来年1月の利上げを明確に示唆する発言はなく、ドルは会見開始直後の安値154円後半から1.9円上昇したが、終了後は急速に反落した。 <株式市場> 終値 前日比 寄り付き 安値/高値 日経平均 38813.58 -268.13 38522.27 38,355.52─38,913.07 TOPIX 2713.83 -6.04 2685.41 2,681.21─2,720.86 プライム市場指数 1396.67 -3.10 1382.37 1,380.12─1,400.27 スタンダード市場指数 1249.07 -0.85 1240.37 1,239.91─1,250.19 グロース市場指数 810.03 -5.78 804.62 804.02─810.93 グロース250指数 630.85 -5.00 626.66 626.12─631.80 東証出来高(万株) 228885 東証売買代金(億円) 42249.42 東京株式市場で日経平均は、前営業日比268円13銭安の3万8813円58銭と5日続落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げペースの鈍化が示唆され、米株安となった影響を受けた。一方、日銀が追加利上げを見送り、ドル高/円安に振れたことが好感され、後半にかけては下げ渋った。 プライム市場の騰落数は、値上がりが770銘柄(46%)、値下がりは813銘柄(49%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。 <短期金融市場> 無担保コール翌日物金利(速報ベース) 0.227 ユーロ円金先(24年12月限) ─── 3カ月物TB ─── 無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.227%になった。前営業日(0.226%)から横ばい圏。「引き続きビッドサイドの資金調達ニーズが強かった」(国内金融機関)との声が聞かれた。 <円債市場> 国債先物・25年3月限 142.14 (-0.24) 安値─高値 141.87─142.30 10年長期金利(日本相互証券引け値) 1.080% (+0.020) 安値─高値 1.095─1.070% 国債先物中心限月3月限は、前営業日24銭安の142円14銭と反落して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比2bp上昇の1.080%。大方の予想通り日銀は金融政策の現状維持を決定し大きな反応はなかったが、その後の植田総裁の会見内容はハト派的と受け止められ、夜間取引では国債先物が買われた。