「安倍の敵」「対中融和」石破首相、トランプ氏と「1分も会えない衝撃」の面会断念、大丈夫か日米同盟 習主席からは〝秋波〟も
こうしたなか、石破首相は15日午後、習氏と初めて面会し、「戦略的互恵関係」の推進や、「建設的かつ安定的な関係」の構築を確認した。
トランプ次期政権は、中国への圧力を強める可能性が指摘されている。一方、習氏は日本との「融和」を図るとの観測があり、石破首相も中国へ傾斜する懸念が指摘されている。石破外交はどこへ向かうのか。
早稲田大学公共政策研究所招聘研究員の渡瀬裕哉氏は「トランプ氏は対中戦略を最優先事項と考えており、日本は眼中にないと考えられる。米中関係は今後、悪化の一途をたどるため、日米関係が悪化することはないと考えられるが、石破首相も、各国首脳の1人としてしか捉えていないのではないか。安倍氏とトランプ氏の関係は特殊で比較できないが、もし石破首相がトランプ氏の気を引こうと望むのであれば、台湾問題含めアジアの安全保障問題は『日本に任せてほしい』との気概を見せるしかない。日本側が安定政権であることも重要な要素ではないか」と分析した。