【箱根駅伝】総合2位の駒澤大学が始動 藤田監督「その世代には強く期待」
1月2、3日に行われた第100回箱根駅伝から一夜明けた4日、総合2位の駒澤大学が早くも始動。チームを率いた藤田敦史監督が心境を語りました。 【画像】駒澤大が早くも始動 円陣であいさつする新主将の篠原選手 昨年チームは大八木弘明前監督のもと、学生駅伝三冠を達成。藤田監督はそんな強いチームを引き継ぎました。「昨年はこの日に次は監督というのを大八木さんから伝えられて、どうやっていこうかなっていう1日だった。丸々1年やっていろいろな経験を積ませていただいた。課題やこれからやっていく工夫はみえてきたので、これから1年やっていきたい」と話します。 史上初となる2年連続学生駅伝三冠の偉業は逃した今大会。リベンジに向けて、期待する選手を聞かれると「今回の箱根でいえば2年生がすごい悔しい思いをしたと思う。佐藤圭汰、山川拓馬、帰山侑大が悔しいって言っていましたし、走れなかった伊藤蒼唯ももっと悔しいと思う」と4選手の名前を挙げます。 3区で区間2位ながら青山学院大学に逆転を許した佐藤選手。区間6位の4区・山川選手や区間12位の帰山選手、さらに出場がかなわなかった前回6区区間賞の伊藤選手といずれも2年生です。 「悔しい思いをした世代が次に箱根を戦うときには戦力になってほしい。悔しい気持ちを忘れずに1年間やるべきだと思っているので、その世代には強く期待しています」と思いを込めました。 さらに監督としての心境の変化もあるといいます。「戦力的には4年生が抜けて一時的に落ちますけれど、下の代にもおもしろい選手がいて、育てる楽しみはあると思っています。去年だったらこんなこと言えなかったけれど...」と笑顔。 「1年やってきた中で、育てる楽しみが私の中ですごい出てきて、この若い世代の子たちをなんとか引き上げてっていう思いは強いものがある。この1年それができればまたおもしろいチームがつくれると思いますし、戦えるチームは間違いなくつくっていける自信がある。引き続き一生懸命いろんなことをやっていきたい」と監督2年目へ意気込みました。