ふたば未来学園を表彰 センバツ21世紀枠県推薦校 /福島
日本高校野球連盟と毎日新聞社は28日、来春の第97回選抜高校野球大会の21世紀枠県推薦校に選ばれた県立ふたば未来学園を表彰した。草野龍弥主将(2年)は「推薦に恥じないよう、チーム一丸となって冬の練習に取り組む」と決意を語った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ふたば未来学園は、東日本大震災・東京電力福島第1原発事故で休校を余儀なくされた双葉郡内の五つの高校を受け継ぐ形で、2015年に開校。野球部も同年に創部された。今秋の県大会で公立勢で唯一、4強に勝ち残るなど近年の安定した成績や、浜通り復興の象徴となっていることなどが評価された。 表彰式で、草野主将に表彰状を手渡した県高野連の酒井祐治会長は「『変革者であれ』という建学の精神の下、令和の新しい野球を生み出してほしい」と激励した。 21世紀枠は今後、東北6県の推薦校の中から12月13日に東北地区の候補校1校に絞られ、全国9地区の候補校から来年1月24日の選考委員会で2校が選ばれる。【西川拓】