LINE、2025年にミニDappsをローンチ予定──テレグラムのWeb3ゲーム成功を受けて
日本のメッセージアプリ大手LINEは、1億9600万人のアクティブユーザーがゲームやユーティリティなどのDapps(分散型アプリケーション)を利用できるようにする計画だ。 主に日本、台湾、タイ、インドネシアで利用されているこのソーシャルネットワークは、来年の1月末までに30のDappsをポータル内で公開し、第1四半期末までにさらに150のDappsを追加する予定。カイアDLT財団(Kaia DLT Foundation)のサム・ソ(Sam Seo)会長が述べた。 LINEの取り組みは、ソーシャルメディアやメッセージアプリがブロックチェーン技術を統合し、より幅広いサービスを提供するというトレンドの高まりを反映したものだ。9億人を超えるユーザーを抱えるテレグラム(Telegram)は、TON(The Open Network)ブロックチェーン上でキャティゼン(Catizen)やハムスターコンバット(Hamster Kombat)などのゲームを提供している。いわゆるミニDapps(アプリ内Dapps)もまた、ウィーチャット(WeChat)などのプログラムに追加されたユーティリティ機能の人気に支えられている。 ソ氏はCoinDeskとのインタビューで「ゲームが最も大きな割合を占めている」と述べたうえで、「その他にはソーシャルアプリやDeFi、AI(人工知能)ベースのチャットDappsなどがある」と付け加えた。 Dappsへの移行は、NFT機能を用いた以前のブロックチェーン実験が相対的に失敗した後に行われた。インスタグラム(Instagram)は2023年3月、前年に導入した、ユーザーが作成または購入したNFTを共有できる機能を停止すると発表。また、レディット(Reddit)のデジタル・コレクティブルはまだ存在しているが、それらをアニメーション化するために使われていた「コレクティブル・エクスプレッション(Collectible Expressions)」は今年7月に廃止された。