青木香奈子は『楽』 “マイネク女王”戴冠に悲願プロテスト合格「楽しかった一年」【ルーキーの“今年の漢字”】
プロテストに合格した選手が合格年度No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる97期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は青木香奈子をご紹介! 【写真】“聖地”で激写! 河本結のコースメモ 宮崎県出身の2000年4月11日生まれ。10歳からゴルフを始め、プロテストは6度目の受験。初めて最終プロテストに進出した今年、見事に合格をつかみとった。 スケッチブックに書いた漢字は『楽』。「色々な試合に出させてもらって、色々な経験ができて、友達も増えて楽しかった一年」と振り返る。今季からプロテストを目指す25歳以下の選手たちが出場するマイナビ ネクストヒロインツアーに出場して初優勝を挙げると、年間ポイントランキングで1位となり女王戴冠。充実の一年を送った。 地元のフェニックスカントリークラブで研修生としてキャディ業務をしながら、プロテスト合格を目指していたが、昨年11月に退社。今年から故郷の宮崎を離れ、関東を拠点にゴルフの環境も一新した。さらに、パッティングに関しては橋本真和コーチに師事。「これまで感覚で行っていたものが、すべて数字で可視化され、冷静に分析できるようになった」と、プロテスト合格の大きな助けになったと語る。 目標とする選手はネリー・コルダ(米国)と河本結。とくに河本に関しては「人柄がすごくステキだし、YouTubeですごく勉強させてもらっています」と話す。特に動画上に上がるヤーデージブックの書き方について感銘を受けたようで「ツアーキャディに行ってもらわない限り、見られるものではないので。実際に何を書いているのか気になる部分だったので、すごくありがたいです」。もちろん、その知識は最終プロテストの会場でもある大洗ゴルフ倶楽部でも役立った。 新人戦では23位に終わったものの、“初任給”となる賞金23万4750円を手にした。かねてポルシェの『マカン』に乗りたいと口にしており、賞金の使い道はもちろん愛車の購入費用。笑顔はじける24歳が、いよいよプロゴルファーとしての道を歩み始めた。