【折り紙】ひと味違う大人のクリスマスオーナメントはいかが?折り紙作家・カミキィさんが解説
「六角たとうの星」の折り方
伝承折り紙の「六角たとう」をもとに、カミキィさんがアレンジした3パターンの折り方をご紹介します。ちなみに「たとう(畳紙)」はたとうがみの略で、折り畳んで包む紙のこと。「六角たとう」も開いて、中に紙などを入れることもできます。 【画像5枚】クリスマスにぴったりの「星」の折り方 折り紙のサイズは一般的な15センチサイズで折れば、8センチ四方の「六角たとう」が出来上がります。出来上がりの中心にシールをつけると可愛いアクセントに。 「六角たとう」ははじめに四角い折り紙を六角形にカットしてから折り始めるのがポイント。きれいに六角形にカットする方法を最初にご紹介しています。
①「ピーコック」
クジャクのオスを意味する「ピーコック」。クジャクの羽が開いたような華やかな星飾りです。 こちらは8枚の折り紙で同じものを折り、ぐるっと組み合わせて1つの星を作っています。同じ色で作っても、写真のように2色で互い違いに作ってもそれぞれの良さがありますね。 折り紙のサイズは一般的な15センチサイズで折るとかなり大きくなってしまうので、1/4サイズの7.5センチサイズで折ると、15センチサイズの飾りやすい大きさで「ピーコック」が出来上がります。
②「レダ」
カミキィさんが星の名前一覧から目にとまって名前をつけたという「レダ」。 出来上がりを見るとかなり難しそうに見えるかもしれませんが、こちらも「ピーコック」と同じく8枚の折り紙で同じものを折り、ぐるっと組み合わせて1つの星にしています。出来上がりは、細かい重なりがとてもきれいな仕上がりのオーナメントになります。 折り紙のサイズは「ピーコック」と同じく、1/4サイズの7.5センチサイズで折ると、11センチサイズの大きさで出来上がります。 「ピーコック」より少しだけパーツの折り方が細かいですが、出来上がった時の満足感はなんとも言えません!
今回は同系色で統一して、少し大人っぽいテイストに仕上げましたが、色の組み合わせ次第でかわいくにもカラフルにも仕上げることができます。お好きなテイストでぜひ折ってみてください。 大人も子どももワクワクする、特別なイベントの「クリスマス」。そんなクリスマスをこのオーナメントで華やかに彩ってみてくださいね。 【折り紙を教えてくれたのは…】 折り紙作家 カミキィさん 札幌在住。ニット小物などのハンドメイド作家として活動後、40才を過ぎてから、子育てをする中で折り紙を始めたというカミキィさん。「かんたん、かわいい、手軽に作れる」オリジナルの折り紙作品は、お子さんはもちろん、初心者や高齢者にもチャレンジしやすいと人気。折り方はもちろん、折り紙を組み合わせたリース飾りなど、飾りのサンプルも多数紹介しています。今年の春に発売した最新著書『カミキィの心やすらぐ癒やしのおりがみ』(翔泳社)は、「癒やし」をテーマにした大人向けの本になっています。
製作・文・構成/ 苗代みほ 撮影/黒石あみ (コースターを除く)